A型肝炎
感染経路
A型肝炎ウイルスに汚染された生水や生野菜、生の魚介類などを食べることで感染します。
また伝染性が強く集団発生することがあります。
症状
だるい、吐き気、嘔吐、微熱程度の発熱、下痢、黄疸などで出て、初期には風邪と似た症状を呈することがあります。
陽性だったら。。。
通常では安静にしていれば直りますが、まれに劇症肝炎や腎不全へと移行することがありますが
予防のためのワクチンがあり、A型肝炎は慢性化することはほとんどありません。
B型肝炎
B型肝炎とは
B型肝炎はB型肝炎ウィルス(hapatitis B virus=HBV)が体内に感染して起こる肝臓の病気です。
B型肝炎には急性と呼ばれる一過性のものと持続性のある慢性肝炎の2種類があり、日本では大半の感染者が
急性B型肝炎だと診断されています。
感染経路
B型肝炎ウィルスは血液、精液、唾液などに存在し、主に血液を介して感染しますが精液や血液が粘膜に触れウィルスが
体内に侵入し感染する事もありますので、生理中のセックスや肛門、口腔性交も要注意です。
感染率もHIVやC型肝炎ウィルスと比べて高いとされています。
また母子感染など、B型肝炎ウイルスに感染している人の血液を介して感染する危険性もあります。
症状
潜伏期間は人それぞれで、約1ヶ月から半年の間です。中には感染しても症状が出ないまま自然治癒される感染者も
全体の約半数居ます。
急性B型肝炎の場合は感染後8〜12週間経過後に微熱や黄疸、倦怠感、食欲不振といった症状が現れ、
免疫機能が低下した場合、慢性化するケースがあります。
母子感染以外で感染した場合は普通、一過性の急性肝炎になることが多く慢性化することはそれほど多くないようです。
検査について
主に血液検査を行います。数多くの抗原・抗体検査が実施されていますが、B型肝炎の感染判断に最も適しているのが
lgM型HBc抗体検査と言われています。もしこの検査で陽性だと判定されれば、HBVによる肝炎と診断されます。
検査時期は感染したと思われる日から1〜6ヵ月以降が望ましいでしょう。
陽性だったら。。。
多くの急性B型肝炎の場合、自然治癒が殆どのため安静で居るのがまず第一です。その後経過を観察しますが、
極度の食欲不振に陥っている時は点滴で栄養補給を行います。その場合には回復に1〜3ヶ月要します。
C型肝炎
C型肝炎とは
C型肝炎はC型肝炎ウィルス(Hepatitis C virus=HCV)の感染による肝臓の病気で、現在日本では感染者数が
約150万人とも言われています。
B型肝炎は一過性の物が多いのに対し、C型肝炎は慢性化する場合が多く最終的には肝硬変や肝臓がんに
つながる事があるので注意が必要で、肝臓がんによる死亡者の約8割がC型肝炎を患っていたともされています。
感染経路
感染経路は血液から感染する場合が殆どです。中でも輸血による感染例が多く、感染者の約4割が輸血の経験者です。
また麻薬等の注射器や注射針の使い回しによる感染もあります。また性行為による感染もごく少数ながら確認されています。
症状
潜伏期間は感染したと思われる日から約2週間から3ヶ月ほどで症状が現れはじめますが、症状の出方が鈍く
発熱、倦怠感、食欲不振といった風邪の諸症状に間違われやすいため治療せず放置される事が多いのが現状です。
B型肝炎の場合は一過性のものが殆どですが、C型肝炎は初期症状の約6〜7割が慢性化すると考えられ、
治療が遅れると肝硬変、肝臓がんへと進行する危険性が大きくなります。
検査について
HCV抗体を測定する血液検査を行います。HCV抗体が陽性と認められる場合はHCV−RNAを検査し判断します。
もしHCV−RNAも陽性と認められた場合は血液中にHCVが侵入していると言えるでしょう。
検査時期は感染してから体内にHCV抗体ができるまで約1〜3ヶ月かかるため、検査はそれ以降となります。
陽性だったら。。。
治療方法は感染者の進行状態によってそれぞれ違うため、まず専門医による判断を仰ぐのが最優先です。
急性の場合は安静や食事療法などが考えられますが、慢性の場合はインターフェロンと呼ばれる抗ウィルス剤の投与が
必要となってきます。仮に副作用等でインターフェロンが使用できない場合は抗炎症療法(肝庇護療法)が行われます。
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