HIV

HIVとAIDSについて

H Human 人
 Immuno Deficiency 免疫不全
V Virus ウイルス

HIVとはつまり、人が免疫不全になるウイルス。免疫不全というのは、体の抵抗力が無くなっていくこと。
そうすると、なにげない病気(風邪とか)にかかっても、それに抵抗できなくなり、合併症を引き起こします。 

A Acquired 後天的に得た
 Immuno
D Deficiency 免疫不全
S Syndrome 症候群

AIDS(エイズ)は病気の名前で、HIVはエイズを発症させるウイルスです。

まとめると・・・
■ HIVとは
ウイルスの名前。感染後に免疫力が低下する病気の事でHIV感染とは、そのウイルスに感染したということ。
■ AIDSとは
後天性免疫不全症候群という感染症の名前。合併症などの症状が出て始めて、エイズ発症になる。
HIVというウイルスが引き起こす。


主な感染源と感染経路

感染源
血液、精液、膣分泌液など体液が主ですが、母乳で感染源になる場合もあります。


感染経路
■ 性行為
性器、肛門、口などの粘膜や傷口からHIVウイルスが血液内に入って感染します。
現在、感染者の約70%が性交渉による感染だと言われています。
オーラルセックスでの感染の可能性は低いものの、口の中に傷がある場合は、可能性が高くなります。

■ 血液
輸血、注射器の共有、針刺し事故、入れ墨、ピアスなどで。

■ 母子感染
仮に母親がHIVに感染していると、生まれてくる赤ちゃんにも感染する可能性があります。
また、授乳の際の母乳でも感染するおそれがあります。

症状

潜伏期間
潜伏期間は人それぞれで、まったく治療を受けなかった場合だとおよそ5〜10年です。

症状期
その症状の出方もおおまかに3つに分けられます。

<ウィンドウ期間(ウィンドウピリオド)>
HIV感染の初期段階で、感染してから約2〜4週間後に発熱や咽頭炎、倦怠感など風邪に似た症状があらわれます。
ただし、症状が全く出ない場合や出ても数週間で治まり次の無症候期に移るため、軽く見られがちです。

<無症候期>
全く症状の出ない時期、無症候性キャリアと言われる期間です。
個人差はありますがこれまで治療を受けた事が無い感染者だとその期間は5〜10年程度続きます。
その間、HIVウィルスは体内で増加しリンパ球の減少を招き免疫機能を低下させていきます。
これによりエイズ発症期へと移っていきます。

<エイズ発症期>
HIVウィルスによる免疫機能低下で、発熱や下痢、寝汗、体重減少といった症状が一ヶ月以上続き、
さらに体力、免疫力が低下します。
そして普段は問題にならない程度のカビやウィルスによる感染症(日和見感染症)など引き起こし、
神経障害や悪性腫瘍を発病させます。
この状態をエイズ(後天性免疫不全症候群)と呼びます。

検査について

HIVの抗体検査は医療機関や保健所、自宅で検査の各方法があり、一次検査(抗体スクリーニング検査)は
全国の保健所で無料、匿名で受ける事ができます。
■ 検査方法
まず抗体スクリーニング検査法と呼ばれるふるいわけ検査を行います。
この検査で陽性と判定された場合は抗体確認検査(ウエスタンブロッド法等)を行い、
そこでも陽性と認められたらHIVの感染状態と言えます。

■ 検査時期
抗体検査の場合、性行為等で感染した日からHIV抗体ができるまでに約6〜8週間かかると言われており、
それ以前に検査を受けても正確な診断ができないとされています。
よって感染日から約3ヵ月を経過してから検査を受けるのが最も確実でしょう。

陽性だったら。。。

まず医療機関での精密検査を受ける事をおすすめしますが、仮に2度の検査を経て陽性だと判定されても
HIV感染症の治療法は日々進歩しており、
数種の薬剤を併用することによりHIVウィルスの増殖を防ぐ効果が徐々に表れてきています。


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